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【今更すぎ】35mm版換算600mmのド迫力!爆速AFのRX10M4をレビュー!

正直一番レビューしたかったカメラです。単焦時間です。

2023年1月、職場に出てくるたびに残業残業残業残業寝不足寝不足寝不足寝不足でカメラを欲していたわけですが、出た時から気になっていたカメラについに手を出してしまいました。そう、RX10M4です。当時、21万円くらいと1型センサー搭載カメラでは頭一つ抜けてAPS-C一眼ならレンズキットを買ってお釣りがくるくらいの値段でした。なお、現在はこれよりも3割増しの27万円程度となっています。2017年に出たカメラだぞ。

 

RX10IV(DSC-RX10M4) | デジタルスチルカメラ Cyber-shot サイバーショット | ソニー (sony.jp)

 

特徴としては、1型センサーで35mm版換算24-600mmと25倍ズームを確保しながら、像面位相差AFを採用し、爆速AFを楽しめる唯一無二の機種です。しかも電子24コマ/秒、メカ10コマ/秒と動きモノを撮るにはアドしかない性能の持ち主。望遠端300mm超えで像面位相差AFを使用できるのは多分コイツだけだと思います。重さは1095gと、一見重く感じるかもしれませんが、レンズ一体型なので数字ほど重くありません。α6700とSEL70350Gで1118gなので、どっこいどっこいやな、どっこいどっこい。

 

そんなわけで、1kgちょいでありながらズームが効くので、かなりお散歩向けです。でも暗いところは勘弁な。開放絞りはF2.4-4.0なのでズームの割にはだいぶ明るい方です。

 

大分離れたところから撮りました。これで換算600mmです。これを大きいと見るか小さいと見るかは人に寄りますが、ここから先は超超望遠の領域です。

 

 

高感度耐性です。ISO6400で撮りました。駄目です。1型センサーということもあり、高感度はお察しです。常用はISO1600くらいで止めておいた方が良いと思います。

 

 

ボケはレモン型。高倍率ということもあり、綺麗ではないです。しょうがないね。

 

 

旅人あるあるカットですが、白飛びしています。1型センサーなのでダイナミックレンジは狭めですね…

 


春の中山峠から。フレアはそこそこ出ますが、思っていたよりは酷くありませんでした。少なくとも煩わしい出方ではないです。

 

 

さて、ここからが本領発揮。トラッキングAFはありませんが、フレキシブルスポットを使用すればいい塩梅に撮れます。また、ワイドAFもありません。先行発売した最速の終売王ことα6300には付いていたのに。

 

 

ちょっと陽炎が酷いですが、航空機も余裕です。…ですが、メカシャッターでSS1/2000とする場合、F8以上に制限されます。絞りすぎても位相差AFが効かないため、要注意です。確か、F9以上はアウトだったかと…

 

 

しかし、流石動きモノ番長と言ったところ。スズメがこの距離感で取れるのはヤバいの一言。動きモノを撮り、旅行に持っていきたいなら、間違いなくこの1台です。大きさを考えるとコンパクトなRX100シリーズと悩みどころですが、RX100シリーズは最大でも望遠端200mmなことと、寄れないというところがネックなので、お好きな方を選ぶと幸せになれるかと思います。

RX10M4

RX100M6(RX100M7も同程度)


RX10M4もRX100M6も広角端が一番寄れますが、RX10M4の広角端の場合ガッツリくっつくので、少し離れて望遠で撮りました。RX10M4の最短撮影距離は3cm(35mm版換算24mm)、RX100M6/M7の最短撮影距離は8cm(35mm版換算24mm)と数字で書くとよくわかりませんが、写真を見ればかなり違うことが言えます。ちなみに、同じ焦点距離の場合、体感RX100M6の方が綺麗に映ります。200mmより望遠側を使わないならRX100M6/M7で良いと思います。

 

中古の出回りもそう多くないカメラですが、これ一台とスマホで何でもできるので便利なカメラだと思います。新品を27万は性能の割に割高に感じますが、中古狙いであれば十二分に魅力的です。是非、極度ご検討を。

 

ではでは。