単焦時間のFocus on!!

主に写真とかガジェットとかそういうの

北の街から~6年を振り返って

6年間の一人暮らしが終わってしまうたろしょーです。

 

6年前、大学合格を機に、地元を離れて札幌に移り住んできました。時に勉学に悩み、サークルで悩み、苦しんできましたが、両親、同期、先輩、先生といった、周りの皆様のおかげで、なんとか修士課程修了出来たと思っています。

 

慣れなく自らを律するのが難しい生活環境で、単位を落としたこともありました。

サークルで上手くいかず、思い悩んだ日々もありました。

サークル仲間以外に友人があまり作れなかったこともありました。

 

しかしそんなときに、

・こちらの疑問が消えるまで勉強に付き合ってくれた友人

・辛い時にいつでもサークルの仕事を手伝ってくれた友人

・実験の時に「咲夜さん好きなんだ」と言ってくれた友人

そのような友人たちの優しさによって、折れずに済むことが多々ありました。感謝しても感謝しきれません。

 

そして、研究室配属以降の担当教員には、教養の授業などからなんだかんだでお世話になり、研究で上手くいかない時、考え方で悩んだとき、目的を見失ったときに相談させていただけました。正直もっと最初から真面目にやるべきだったと後悔しています。

 

また、2年前から個人的にお世話になっている人生のパートナーには頭が上がりません。学会前に精神が病んでいた時に励ましてくれたこともありました。特に、インフルエンザに罹患した時は、おそらく助けが無ければ修論の単位を落としていたと思います。

 

これらの恩を忘れずに、これからを生きていかなければなりません。正直なところ、今は不安でいっぱいです。仕事も趣味も、充実した人生になればいいな。それではまたいつか、札幌でお会いできる日を楽しみにしています。

鉄道撮影に向いた機材ってなんだろう

つい最近まで鉄道オタクからカメラオタクにジョブチェンジしていた単焦時間です。

 

たまに鉄道撮影するにはどんなカメラ買えばいいんですかって聞かれます。私は好きなカメラ買えば良いと思います。しかし、鉄道撮影の時にこの性能が良いカメラだと撮影が楽だよというのはあるので、話半分に読んでみてください。

 

1.AFの速さ

被写体が動くので、AF(オートフォーカス)が速い方が有利です。位相差AF(像面位相差AFを含む)を採用しているカメラであると動く被写体によく喰いついてくれます。反面、コントラストAFを採用しているカメラ(ミラーレス一眼の一部やコンデジの大半)は位相差AFに比べて精度は高いものの動きには弱いので、動く被写体にはあまり向いていません。空間認識AFとか言う尖ったやつも居ますが、ここでは割愛。

 

2.1秒あたりの連写枚数

向かってくる列車を1枚で仕留められたらそれに越したことは無いですが、そうも簡単ではないので、高速連写が可能なことは悪いことではありません。南中高度が高い時期の電化区間は0.1秒単位で架線の影の落ち具合が変わります(実際に連写でこれに救われた経験もあります)し、新幹線などは秒速80m程度の高速で走行しますから、これを連写で切り抜けられるのは、初心者にとって鉄道撮影のハードルを大きく下げることにつながります。一眼レフだと連写性能が良いほどボディが大型化し、高価になる傾向がありますが、ミラーレス一眼だとそうでもなかったりします。また、ここはコンデジも得意としている分野です。

 

3.センサーサイズ

センサーサイズが大きいほど入ってくる光の量が多くなります。しかしその分画角が広がり、被写体深度が浅くなりますので、より広角に幅広く切り取る撮影に向きます。鉄道撮影の場合、広角と対極にある望遠が重要なうえ、ボケを気にする必要はないどころか、むしろピン甘の可能性を考慮すると被写体深度を稼ぎたいくらいので、朝や夕暮れ時の露出を稼げない時の撮影以外はセンサーサイズの大きいフルサイズセンサーを積極的に選択する必要はないと考えます。ボディもレンズも高くて重いうえ、フラッグシップ以外連写も効かないし。1型~APS-C程度の大きくないセンサーサイズで望遠レンズを用意すると快適に撮影できるかと思います。

 

でも一眼レフとかミラーレス一眼とか色々あるじゃんと思うので、それをいかにまとめておきたいと思います。かなり大雑把なので話半分に見てください

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ざっくりと言えばこんな感じですかね。赤で示したところがポイントで多数となるところでしょうか(ただし例外は腐るほどあります)。これから言えることとすれば、コスト的に言えば高倍率コンデジが、トータルバランスで言えば一眼レフが良さそうだということはわかるかと思います。また、表にはないですが、その他のコンデジ以外は焦点距離が大きく(=望遠)鉄道撮影向きであるとは言えます。シビアなピント合わせで快適に撮りたいなら一眼レフ、重くない機材で連写を稼ぎたいならミラーレス一眼がオススメでしょうか。

 

参考

鉄道写真家中井精也の「続・楽しい!鉄道写真入門」 | PICK UP 京急 | 【KEIKYU WEB】京急電鉄オフィシャルサイト

鉄道写真家、またSONY αユーザとして有名なプロフォトグラファー中井精也さん監修の機材選びの記事です。多分これが一番偏見なく書かれている記事だと思います(やっぱり他のサイトだとミラーレスが異様なまでに使えない機材扱いされていたりする)。というか、京急のオフィシャルサイトがこのような記事を出しているのはちょっと意外でした。

 

お前の機材は?

現在は、ボディはSONY α6300、レンズはFE 70-300mm F4.5-5.6 G OSSを使用しています。先述の参考サイトのミラーレス一眼にあるところの機材そのまんまです。やはり高速AFとAF追従高速連写は嬉しいですね…

www.sony.jp

www.sony.jp

また、この望遠レンズはフルサイズ用なのでα7シリーズでもフルサイズの画角でそのまま使えます。

 

ただ付けるとレンズがデカすぎてこうなるんだよなぁ(バランスが悪い)

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では、今回はこの辺で

 

α7IIIを(ソニーストアで)触ってきた

3日には触っていたのに遅くなってすみません。単焦時間です。

まあ…Eマウントユーザもα7IIIを楽しみにしてるでしょ?俺もその一人。うん

 

公式で出ている情報が少ないので、ソニーストアで触ってきて気になっていた点・わかったことをまとめておきたいと思います。

 

AF駆動

店頭で触った感じではα7RIIIと似たような挙動です。なのでα6300などと同様速いですが、AF駆動制御のソフトウェアを弄っているのか、(体感だと)α7RIII・α7IIIのほうがAF精度が高めに、AF駆動速度が若干遅めになっている気がします。とはいっても、本体側で速度や精度を3段階から選択できるので、そこまで困ることではないと思います。

 

像面位相差AF

α7IIIでは、α6300・α6500・α9同様、F11まで像面位相差AFでの測距が出来、α7RIIIはF8までだったことを考えると、動きモノは撮りやすいんじゃないかなと思います。そもそも高画素機はそういう使い方には向いてないんじゃないだろうか。F11までとなると、SEL100400GMに2倍テレコンの開放がF11なので、超望遠撮影でも像面位相差AFが使えるのは魅力的ですよね。

 

コントラストAF

コントラストAFの多分割化はAPS-Cではα6300、フルサイズではα7RIIIで初採用となりましたが、α6300のコントラストAFはとにかく速度・精度がイマイチで使いづらい印象でした。それはもう、F11(ファストハイブリッドAF)とF13(コントラストAF)で明らかに違うレベルで。これがα7IIIだと、静物を撮っている分には遜色がないレベルでした。動きモノに関しては遅れるんでやっぱりコントラストAFでは無理があるみたいですね…ただ、三脚に据えて撮るときはDMFとかも使いやすくなると思うんで楽かなぁ、と思います。暗所性能?試せるわけないでしょ。

 

バッテリー

安心してください。新型です。プロやハイアマチュアじゃなければ予備は必要ないレベルでしょう。

 

結論

α9の高速20コマ連写とか、α7RIIIの高解像とかはっきり言って要らないけど、動きモノを中心にいろんな被写体をフルサイズで撮りたい人にはこれしかないんじゃないかなというカメラだと思います。センサの大きさの関係から、フルサイズは連写枚数を稼ぎにくく、2400万画素かそれ相当クラスであると6.5枚/秒くらいが限界で、高画素機のD850でバッテリーグリップ付けてようやく秒間9コマです。ただ高画素の方がピントがシビアになりがちなうえ、価格がより高いので一般人にはより手を出しにくいわけで、そういう点ではむしろ今までカメラに触ったことが無い人の方が十分満足できるんじゃないかな、とは感じたところであります。ただ、何でもこなせて使い方によっては化けそうなベーシックモデル。一言で言えば、噛めば噛むほど味が出そうな、スルメのようなカメラですかね

八戸線の思い出

実は機材購入計画の記事を書くか、八戸線の記事を書くかで迷ってたたろしょーです。フルサイズミラーレスの高画素機や超望遠。最低限必要なものの試算を行ったらピッタリ100万で、そんなお金は無いですから本体は型落ちを待つか、高画素機を諦めるかとなってます。と思ってたらベーシックのやベーやつが出て心が躍っています。まあどちらにせよ、写真大好き(現像が面倒ではないとは言ってない)なので4年くらいかけて全部集められるよう貯金はしたいところ。

 

さて、話は八戸線です。

2017年12月から一部のキハ40系が新型のキハE130系に置き換えられ、2018年3月ダイヤ改正で、土日祝その他指定日を除いた全車両が新型のキハE130系での運転となります。たまには思い出話も良いですよね。今回はそんな八戸線の思い出話です。

 

初めて乗った時は、小学1年生の夏、祖母に連れられてだった記憶があります。八戸三社大祭を見に行くために、八戸から本八戸まで連れられて行った記憶があります。

 

その後は大学入ってからは何度か乗ってるはずなのですが、写真がほとんどないですね。

そういや、学部4年の時、サークルの夏合宿が三陸鉄道で行われ、久慈で解散(とは言っても八戸までは1人を除き同じ列車)したときに八戸線乗ってました。その時乗った編成が八戸方からキハ40 591+キハ40 551という赤鬼+タラコと言う八戸線贅沢セット(2両ver)だったので、翌日撮影に出向きました。

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馬淵川は白銀駅には及ばないものの割とアクセスのよい撮影ポイントなので撮りに行くときは割とよく行くスポットです。

この時は八戸線(特に八戸~鮫間)での撮影者は誰もいませんでした~って感じだったんですがね。続いては長苗代駅での一コマ。

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この年の暮れにも馬淵川に撮りに行きました今考えるとすごいメンツでしたね。

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キハ48+キハ40の久慈行き普通433D列車(2連)。キハ48は2016年3月改正で津軽線の運用が盛ハヘ→秋アキに変わった関係で、リゾートうみねこ用の3両を除き全車運用離脱(うみねこのキハ48の2両も運用が無かったらしい?)したので、この時は知る由も無かったが、貴重な日常だったようです。

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キハ40系×2の435D鮫行き。この組み合わせはまだ間に合うはずです。

 

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キハ48系×2(うみねこ車)の回送。この時だけはまなすベイラインが鮫始発だった記憶があります。確かこの次の春から八戸始発に戻って、一般車の担当になった記憶があります。今は全部ハイブリッド車リゾートあすなろですがね。しかし、リゾートみちのく改めリゾートうみねことしてキハ48系ジョイフルトレイン3連が八戸線に入線するようになってからは、そもそもほとんど八戸線に入らなくなったはずですから、貴重ではあったかもしれません。ましてや回送だなんて

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〆に437Dのリゾートうみねこ。定期列車がキハE130系に統一されても、(主な)土休日(など)の1往復がこれで残るらしいですね。

 

時は変わって2017年11月。年末年始の数日を犠牲に平日1日の休みを勝ち取ったので、帰省を兼ねて八戸に。地味に川崎近海汽船は初利用でした。

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 盛ハヘと言えば赤鬼だよね。元は大湊線向けワンマン化改造が行われたグループで、5年くらいは大湊線用の主力車両として活躍していたそうですが、1993年頃にキハ100に置き換えられ、代走や3連以上の運用時にしかキハ40系とならず、とりわけ繁忙期ではキハ40系であれば赤鬼だの48だの関係なく運用していたようです(ワンマン解除するので当たり前と言えば当たり前ですが)

 

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ただ2010年に1両、2014年に1両の計2両が八戸に転属してきたらしく、2014年以降は「はまなすベイライン」号のみとなり、現在ではキハ40系の入線自体が無くなったようです。

 

さて話は戻って八戸線。今回は白銀にも行ってきました。

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エモーションのスジでキハE130系の試運転が来ましたね。こいつにはまだ乗ってないので近いうちにでも乗りたいところですが。

 

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3連をパチリ。この後フォロワーに拉致された

 

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 気づいたら岩手県にありがとうございますですよほんと。宿戸~陸中八木間で一枚。岩手県内は天気よかったんですよね。八戸市内、階上町内は曇ったり雪降ったりすごかったんですが

 

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最後。確かこれ宿戸だった記憶があります。本当にフォロワーさんには車出していただいて感謝しかないです。このあと八戸市内まで送っていただきました…

 

この日は確かこの後夜の新幹線で実家に帰ったはずです。お先にトクだ値のおかげで費用圧縮できたのはアドですね。

 

そして3月ダイヤ改正キハE130系に統一されるようですので、そのときになったらまた行かねばと思います。新車と旧車が入り混じっている期間が一番楽しいですからね。

 

では

α7IIIが遂に登場するらしい

正直なところ、もっと低いスペックで出ることを予想していた単焦時間です。

 

とうとう出てしまうんですね、α7III。

www.sony.jp

注目したスペックは以下の点

・AF測距点数が像面位相差位相差693点+コントラスト425点

・裏面照射型CMOSセンサ

・AF・AE追従最大10枚連写

・新型バッテリー・デュアルスロット採用

 

これで税別23万円程度とのことで、フルサイズでこの性能と考えるとかなりハイスペックではないかと思います。α7RIIIとの差額でGレンズ1本分出そうですし、普通に良い。

 

正直予想を大きく上回っていて、いい意味で困惑しています。というか、普通に欲しい。ただ、標準ズームをTAMRONのミラーレス用28-75mmにするか、純正の24-105mmにするか迷い所なんですよね。編集環境や画角、最短撮影距離などそれぞれ一長一短があるので…

寝言並みのカメラの話

TAMRONのEマウントフルサイズ標準ズームを期待している単焦時間です。

 

さて、2/26にSONYの新製品発表があるそうですが、寝言並みの予想をしてみます。

多分、α7Ⅲが発表されるのではないかと思っています。理由はCP+があるから。多分年末商戦にα6500の後継をぶつける気がするので、APS-Cハイエンド機は可能性低いと思います。明日の発表はα5100の後継の可能性もありますが…

 

α7Ⅲのスペックはリーク情報として各所に出ていますが、引っかかる点があるので自分で予想してみます。

 

2420万画素(高画素機じゃないし)

秒間10コマ(電子)/5コマ(メカ)

位相差399点+コントラスト25点

4K動画

サイレントシャッター

新型バッテリー

 

と予想しています。少なくともリークにあった位相差167点は無いと思います。素数だし。

 

当たっていたら買わざるを得ないですね、これは

東方projectで見る主人公という概念~東風谷早苗の特殊性

論文書く息抜きに記事を書いていたと思ったら、インフルエンザで寝込み、発表が後日延期になってしまったたろしょーです。

この記事には、筆者独自の東方projectの解釈がありますので、ご留意の上ご覧ください。 

 

ニコニコ静画で東方の絵(魂魄妖夢)*1を見てたら、東方人気投票*2をお祝いする絵を見つけ、その時あることを考えました。

 

通常、物語には主人公が存在し、主人公が男ならヒロイン、女ならヒーローが居ることがよくあります。所謂日常系アニメでも、ヒーローっぽいヒーローが居ないだけで、主人公ポジションが1人ないし2人居ることが通例でしょう。

 

しかし東方と言う作品(群)には、主人公という概念はあるものの、主人公に分類すべきかどうか悩む人や妖怪などが居るのです。というのも、東方と言う作品は、毎回主人公が変わります。ただ博麗霊夢*3霧雨魔理沙*4だけは固定で、(紅魔郷以降では)東方文花帖ダブルスポイラー、妖精大戦争、弾幕アマノジャク以外では毎度主役を張っています。よって、博麗霊夢霧雨魔理沙はとりあえず主人公であるとします。

 

ただ、この2人以外に主人公が居る場合があり、(萃夢想などの黄昏フロンティアが関わっている格闘ゲームを含めて、ただし書籍(のみ)は除く)列挙すると

・チルノ

紅美鈴

パチュリー・ノーレッジ

十六夜咲夜

レミリア・スカーレット

アリス・マーガトロイド

ルナサ・プリズムリバー

メルラン・プリズムリバー

リリカ・プリズムリバー

魂魄妖夢

西行寺幽々子

八雲紫

ミスティア・ローレライ

因幡てゐ

鈴仙・優曇華院・イナバ

藤原妹紅

伊吹萃香

メディスン・メランコリー

射命丸文

風見幽香

小野塚小町

四季映姫・ヤマザナドゥ

河城にとり

東風谷早苗

洩矢諏訪子

霊烏路空

・古明地こいし

永江衣玖

比那名居天子

・雲居一輪(&雲山)

聖白蓮

姫海棠はたて

物部布都

・豊郷耳神子

・二ツ岩マミゾウ

鬼人正邪

・少名針妙丸

・秦こころ

茨木華扇

・宇佐見菫子

・ドレミ―・スイート

・依神女苑&依神紫苑

 

ざっとこんな感じでしょうか。ほとんどが萃夢想や緋想天、非想天則などの格闘系弾幕アクションゲームだったり、STGでも1回切りとかザラですが…

 

ここで、東方projectの物語の根幹は「異変解決」です。

あるおかしなことがあって、それの調査をしてそこら辺に居る妖怪を潰す、元凶にたどり着くことが目的となっています。

 

ということは、人・妖怪としてのコミュニティの維持を脅かすものを潰していくというヒーロー的側面が大きく、言い方を変えるならば「体制側」ということも出来ます。じゃあ、何度かその秩序のために立ち上がっている人や妖怪がそれに当たることになります。となると、博麗霊夢霧雨魔理沙(こちらは興味本位な側面が大きいが)くらいしか該当しないのかもしれない、がこれは「準主人公」という側面を設けない場合です。

 

東方peoject(STG)でも、十六夜咲夜魂魄妖夢東風谷早苗あたりは何度か自機に抜擢されています*5

ここは私の想像ではありますが、十六夜咲夜魂魄妖夢の二人はテリトリー(=生活範囲)が狭いかと思います。咲夜は紅魔館、霧の湖で異変が起こらなければ、レミリアから何も言われない限りは動かないだろうし、妖夢は白玉楼(冥界)に居る。どちらも従者であり、主の命が無ければ身動きがとりづらい人間(と半人半霊)です。ただ、東風谷早苗だけはわからない。妖怪の山にある守矢神社の風祝ですが、キャラの位置づけ的には、明らかに主人公の博麗霊夢寄りです。設定的に信仰を得るために人里での布教(推測)や開発やプロジェクトのための他の妖怪・種族への折衝をする必要があるところは明らかに十六夜咲夜魂魄妖夢とは毛色が違うでしょう(正直後者は早苗じゃなくて神奈子がやってそうだけど)。つまり、準主人公にして、社交的でなければならない点で、(原作内においては)非常に独特な立ち位置に居るキャラであることは間違いないかと思います。そして、早苗本人が人でありながら神であり、神社の神様二柱がキャラとして存在している違いもおさえておかなければいけないところかもしれません。それにしても、この3人はプロット次第では準主人公にはとどまらず、主人公になりうる人間(妖怪?)関係を持っています。主人公を主人公足らしめるのは、作者自身*6なのかもしれないですね。

 

私からすると、博麗霊夢霧雨魔理沙と言う王道主人公から少し外れて、「十六夜咲夜」・「魂魄妖夢」と言った主の命に従う(従っているか怪しい場面もあるが)*7と言った感じではない「東風谷早苗」の特殊性がいかに際立っているか、それが「東風谷早苗」を「東風谷早苗」足らしめる「個性」ではないかと思っています。「主人公」だけど「主人公っぽくない」、「主人公っぽくない」けど「主人公」、「信仰の対象」でありながら「人間」であり、幻想郷では数少ない、外の世界と幻想郷をよく知る人物でもあります。

 

でも主人公って、結局よくわかんないや。

 

 

追記:

にしても、早苗さんって、「人間」で「神」なんだなぁ…ん?「人間」で「神」…?

(ピロロロロロ…アイガッタビリィー)

早苗「博麗霊夢ゥ! 何故君が東方projectの主人公なのにこの記事での扱いが良くないのか
何故主人公だけでくくられて終了なのか(アロワナノー)
何故私の方が扱いが良いのかァ!」

妖夢「それ以上言うな!」
ワイワイワーイ

早苗「その答えはただ一つ… 」

咲夜「やめろー!」
早苗「アハァー…♡
博麗霊夢ゥ!筆者が、君より私の方が好きだからだぁぁぁぁ!!
(ターニッォン)アーハハハハハハハハハアーハハハハ(ソウトウエキサーイエキサーイ)ハハハハハ!!!」

 

檀黎斗と早苗さんって似てるよね。*8

*1:半人半霊の庭師。半分お化けなのにお化けが怖い

*2:ファンが非公式に行っているキャラなどの人気投票

*3:楽園の素敵な巫女。人気(ひとけ)のない神社に居る

*4:魔法の森に住む普通の魔法使い

*5:チルノ、射命丸文あたりも多い気がするが、ここでは整数ナンバー(STG)かつ花映塚を除き複数回自機になっているキャラのみを挙げている。射命丸文花映塚以外の整数ナンバー作品での自機は以外にも東方天空璋しかない

*6:太田順也さんがすごいだけとも言う

*7:輝針城咲夜

*8:これがやりたかっただけだろ