単焦時間のFocus on!!

主に写真とかガジェットとかそういうの

ミラーレス一眼をオススメできない4つの理由

あけましておめでとうございます

今年もミラーレス一眼を片手に旅に出そうな単焦時間です

 

突然ですが、ミラーレス一眼と一眼レフの違いを説明できますか?

一番大きいのはカメラ本体(ボディ)内のミラーの有無なんです。これにより小型化には貢献できた訳ですが…それゆえの弱点があるのです。今回はそれをご紹介しようと思います。

 

1.無駄に小さすぎて握りづらい

基本的にレフ機より小さめに作られているので、構えると小指が余るということが多々あります。なのでカメラを本気でやりたい人にはちょっとなあ、と言う感じがします。しかも本体が軽い割にレンズが重いので重量バランスがあまり良くないです。

 

2.レンズの幅が少ない

歴史の長いレフ機とは違い、レンズのラインナップがやや貧弱です。特に安価なサードパーティー製レンズが少ないので、レンズを増やしたい時にはとてもお金がかかります。

 

3.電子ファインダー

表示にタイムラグが発生するので、実用に値しないという話はよく聞きます。遅れるとは言っても10msくらいですけど。

 

4.電池の持ちが悪い

ファインダー等に電力を供給し続けなければいけないので、光学ファインダーが用いられるレフ機とは違い電池の消耗が激しいです。

 

ざっと挙げただけでもこんな感じですかね。なんで私はミラーレス一眼を使ってるんだろう…?

SONYのミラーレス(APS-C)に合う望遠ズームを考える

先日はお騒がせしました、すいません。

単焦時間です。

 

今年の一眼レフはNikon D850が出て、ミラーレス一眼はSONYからα9やα7Rⅲといった所謂フルサイズ一眼ですごい盛り上がった記憶があります。私にとっては高値もとい高嶺の花だがな!

 

さて、フルサイズ一眼とは違い、APS-Cサイズのセンサを搭載した一眼レフ・ミラーレス一眼は、比較的安価に楽しめるのが特徴です。

 

フルサイズ?APS-C?なんじゃそりゃ?という方もいるかもしれませんが、これは、デジカメに用いられる、レンズを通した像をデジタルデータに変換する装置*1の大きさの規格です。詳しくはググってください

 

私はカメラについてはほぼド素人ですが、なぜだか知らないのですがカメラの相談をよく受けます。特にSONYの(APS-Cサイズの)ミラーレス一眼」ってどうなのって聞かれるので、そのお話です。

 

現在、SONYの(APS-Cサイズの)ミラーレス一眼(以下、Eマウント)は4種類展開されています。高い方から順にα6500、α6300、α6000、α5100です。α6000系列とα5000系列の差は非常にシンプルで、性能以外では、ボタンやダイヤル類の数、電子ビューファインダーの有無です。望遠ズーム*2を使って動く被写体を狙う場合、正直なところα5000系列はオススメできません。

 

値段を考えればα6000(6万円程度)、AF性能を譲れないならα6300(10万円程度)、ウン百枚続けてバンバン連写したり、RAWで連写しまくりたい人ならα6500(15万円程度)じゃないですかねぇ…

 

まぁでも問題は付けるレンズなのです。α6000にはボディのみとは別に、16~50mmの電動標準ズームが付くパワーズームレンズキット、55~210mmの望遠ズームも一緒についてくるダブルズームレンズキットがあり、α6300にはパワーズームレンズキットがあります。APS-C用のEマウントレンズでは最大望遠がこのキットレンズですので、馬鹿にならないレンズではあるのですが…

 

別に望遠ズームを買う必要があるα6300やα6500で使うのは待った

となるわけです。というわけで、筆者のマイカメラ(=α6300)で二種類のAPS-C用のレンズを試してみました。近い条件で撮った二枚の写真を見て見ましょう。

 

共通事項:

オートフォーカスコンティニュアスに設定(AF-C)*3

・フォーカスエリアはワイド*4

・測光モードはマルチ

・露出補正+0.0EV

・調光補正+0.0EV

・どちらもレンズプロテクター使用(安物です)

 

1.E 55-210mm F4.5-6.3 OSS(SEL55210)

f:id:Taroshowtime:20171229225800j:plain

ダブルズームキットについてくる望遠レンズです。300gくらいなのでドチャクソ軽い。以下、撮影時の設定

 

絞りF6.3

焦点距離190mm(35mm換算285mm)

SS1/320s 

ISO200

 

…結論から言うと、速く泳いでいるわけではないのですが、AFが全然合ってくれません。というか、シャッターを半押して一度は鴨に合焦しても、数秒で明後日な方向にすっ飛んでいきます。ゾーンAFを使えば幾分マシになってくれるかもしれませんが…

 

2.E 18-200mm F3.5-6.3 OSS LE(SEL18200LE)

f:id:Taroshowtime:20171229230220j:plain

広角から望遠までカバーする所謂便利ズームと呼ばれるレンズです。お値段は7万円台ですかね。以下、撮影時の設定

 

絞りF6.3

焦点距離200mm(35mm換算300mm)

SS1/320s *5

ISO250*6

 

こちらはシャッターを半押しすると鴨をしっかりと追いかけてくれます。キットレンズの望遠みたいにピントが明後日な方向に飛ぶことも無かったです。しかも、どちらのレンズもプロテクターをしていたのですが、こちらの方が川面の反射が控えめでした。ただ、速い動体だとピントが甘くなりやすく、ピン甘写真が増えてしまいます…

結論

キットレンズを買うつもりが無いのなら18-200mmをカバーするレンズを検討対象に入れてもいいかも知れません、と言うのが結論です。レンズ選びの参考になればとても幸いです

 

www.sony.jp

 

 

 

 

…ここで終わりません

 このレンズ、ちょっと曲者的な特徴があるのです。先ほどのリンクを開いて、主な特徴のところ、撮影例の少し上にこんな文言が書いてあります。

 

f:id:Taroshowtime:20171229232851j:plain

実際の撮影画像に影響がありませんと書いてあるので、実際の撮影画像を見て見ますか、では

f:id:Taroshowtime:20171229233057j:plain

 

ピンボケじゃねーか!!!

なーにが実際の撮影画像に影響はありませんですかという話なのです。これはボディの方の本体アップデートでやや改善されましたが

  • 寒いところ
  • 逆光ないし逆光気味

の時に比較的よく発生しやすかったと記憶しています。そこもよく考えてご検討くださいませ。

 

追記:SEL18200LEって、TAMRONの18-200mm F/3.5-6.3 Di Ⅲ VC OEMらしいですね。真の意味でまともなズームレンズが欲しければSEL18200(無印)か、思い切ってフルサイズ対応のGレンズを買うしかなさそうです

*1:CMOSイメージセンサのこと

*2:50mm~300mm程度の焦点距離を持つ、遠くの被写体を取るためのズームレンズのこと

*3:コンティニュアスAFとは、シャッターボタンを半押しし続けている間、画面内のAFポイントのどこかに合焦し続けようとするAF方式のもの。動きモノを撮るときによく使う

*4:α6300の場合はAFポイントは画面内、すなわちセンサ上のほぼ全域

*5:シャッタースピード

*6:感度。数値が大きいほど暗いところで撮影しやすくなるが画像が劣化する

ご当地入場券ファイルの正しいレビューの仕方~北の無能なオタクより

ご当地入場券、いいですよね。

 

どうもたろしょーです。もうそろそろ記事を書かないといつ書けるかわからなくなるので、今回はこのネタをチョイスしました。鉄は熱いうちに打てって言うしね。

 

さて、11月に入りご当地入場券ファイルが再販され、当初はニセコエクスプレスのカードを付けたり、再販分が転売ヤーの餌食になったりと散々でしたが、最近供給が追い付いたようで、何よりという感じです。

 

某所ではなんか燃えてるらしいですけど…私は純粋なオタクなのでご当地入場券ファイルのレビューが最低条件ではないでしょうか?誰得なネタであることとこれを取り上げるタイミングをミスった無能な筆者に憤りを感じます。

 

では行きましょう。せーの、ドン!

f:id:Taroshowtime:20171114004509j:plain

おー↓おーぅ↑

 

すごく、高級そうですね。実際肌触りも良く、2,000円はボッタクリではないことが実感できますよーぅ。では、開封してみましょう。

 

ぶぅん♡

f:id:Taroshowtime:20171114005716j:plain

なにこれぇ。公式カタログと称したチェックシートになってるんですねー。べんりー

 

では、本体の中も見てみましょう

f:id:Taroshowtime:20171114004602j:plain

こーんな感じで、ファイルにコレクションシートが3枚分ついてきます。これでは入場券18枚分しかコレクションできないので…

 

f:id:Taroshowtime:20171114004544j:plain

そこでこいつです。5枚(入場券30枚分)入りで850円なんですが、ご当地入場券のコレクションシートをどんどん保存することが出来ます。ただ、ファイルが2,000円であることを考えるとコレクションシートに850円はドチャクソ高い。しかも、コンプリートするなら専用コレクションシートを3つ買わなきゃならないので、どこまで集めるかはキミタチシダァイ…

 

個人的には販売方法以外は満足でした。ちなみに進捗はこのブログを書いている時点で38駅です。

 

 

あとがき:私は行きか帰りに公共交通機関を使うという縛りで収集しています。先月車で美深に行ったはずなのですが、なんで美深駅のご当地入場券があるんでしょうかねぇ(すっとぼけ)

嵐の日も、雪の日も。実例で学ぶ輸送障害

最近寒いです。初雪が観測されるくらいだから、しかたないよね。

地元上空をミサイルが飛んだり、私自身が車に轢かれかけたりあまり良いことはないですが、まぁこんなこともあるよね。

さて、今回は雪が気になる冬の交通機関の話。最も私のテリトリーの話ですが。

 

札幌は北海道の中心都市であり、旭川や函館、帯広といった各都市に高速バスや特急列車が出ています。しかし、冬を知り尽くした交通機関でさえ、酷い悪天候の場合は運休(suspended)となること*1がままあります。雪の日に限らず、大雨で一時的に運休したり*2、台風で木が500本以上なぎ倒されたり*3と、鉄道、特に在来線は悪天候に弱いものであります。

 

読者の方には、筆者が体験した輸送障害をもとに、色々考えていただければな、と思います。札幌~函館間の簡単な図をご用意したので是非適宜見直しながら読み進めてくだされば幸いです。f:id:Taroshowtime:20171025012940p:plain

【Case1】2015年9月「八雲町内豪雨による規制」

2015年9月2日に大雨が降り、同日正午ごろに東室蘭長万部~函館間で全列車の運転見合わせが発表されました。この日の私は札幌を朝に出発し、東室蘭長万部、函館、青森で列車を乗り換え、八戸に21時前に着く予定でした(所謂札幌日中発の北東パスの王道ルートです)。しかし、長万部駅に到着直後に函館方面・東室蘭方面の運休が確定し、復旧のめどが立たなかったため、小樽行きで一旦帰って札幌からまた出直すか、JR線の復旧を待つかということになりましたが、サークル合宿日程上、北に戻ることは許されない状況でした。  

    f:id:Taroshowtime:20171025014156j:plain

この通り、雨にしてやられたという。

 

この感じであれば、特急がやってくるのは長万部19時03分発のスーパー北斗14号(当時)で、これを待っていると函館~青森間でフェリーを利用しない限り元の行程に戻すには至難の業でした(函館朝発だと、特急・新幹線乗継でも、朝に八戸を出発した普通列車乗り継ぎルートを岩手県内では抜けず、くりこま高原~古川付近でようやく抜かすことが出来ます。これでは北東パスのメリットが皆無になってしまいます。

特急の前に普通列車があり、これは長万部16時09分発で、函館駅で最終の特急列車である「スーパー白鳥98号」に接続します。函館~(新)青森間(ただし、木古内蟹田間の特急列車停車駅各駅相互区間での利用と、青森~新青森間のみの利用は除く)の北東パスに自由席特急券(1,730円)を足すだけで特急の自由席を利用できたという素敵なサービスがあったので、こいつを利用すれば青森で青い森鉄道線普通列車に、新青森で盛岡行きの新幹線に接続するので、一応所定には戻せますが、前者は着くのが23時台、後者は新幹線の乗車券と特急券を別に買わなければならないのでもうちょっと早いのは無いかという話になります。

 

ここで私は考えました。そういえば14時台にバスがあったな、と。

長万部町内を発車するバスには、日本海側のせたな町・上三本杉に出るバスと、長万部

からそのまま南に直行するバスセンター行きのバスがあります。私は、ハナから函館~青森間は特例で1,730円をプラスして特急を利用する予定だったので、所定とは言わずとも、所定の一本後に十分間に合うのではと考えました。

 

実際、長万部駅前発のバスは14時38分発で約3時間ほどで函館駅前に着くことが判明しました。これなら、最終一本前の白鳥96号に十分に間に合います。長万部駅で路頭に迷うお客さん十数名を引き連れて、バスで函館に向かうことになりました。このバス、函館本線にほぼ並行しているので普段はあまりお客さん乗らないんですよね…

 

17時半過ぎに函館駅に着き、宿(母実家)に連絡を入れたところ「新幹線代出すから早く来てくれ」と要請が出たため、白鳥96号→はやぶさ96号ルートが確定しました。急いできっぷを手配し、白鳥号に乗り込みました。懐かしいですネ。

   f:id:Taroshowtime:20171025020242j:plain

これを乗り継ぐと所定八戸20時49分着の所を21時07分まで取り戻せるので、新幹線様々でした。翌日も始発なので新青森から新幹線課金は実に有意義だったと思いますね(バス代と合わせて5,000円くらい余計にかかったけど)。

   f:id:Taroshowtime:20171025020624j:plain

そういや、北海道新幹線開業前までは早朝下り、夜間上りのはやぶさ・はやての一部に自由席が設定されていたんですよね。 

 

【Case2】2016年9月「台風10号による倒木」

2016年9月2日、先日の台風10号により、函館本線で発生した倒木の撤去がまだ済んでおらず、函館方面の特急は代替すらない状況でした。翌9月3日に秋田でサークルの合宿、翌週に新潟で学会発表を予定していたこのポンコツは復旧めど立たずの報に途方に暮れていました。

 

この日に何としても最低限函館まで南下しなければならなかったうえ、研究室にできるだけ居たかったため、運休が確定した直後に函館方面の高速バスを調べました。最後の1席だったため即確保。事なきを得ましたが、サークル仲間がまだ券を取れてない*4とのことだったので、高速バスと北海道エアシステムの予約を照会しましたが、当然、満席回答。彼らはレンタカーで函館に向かったそうな。車最強。

 

【Case3】2017年2月「貨物列車脱線」

2017年2月23日に、室蘭本線北入江信号場で貨物列車が脱線。この影響で翌日夕方までの列車の運休が決まり、不幸にも帰省の予定をぶち込んでいた私はまたもや予定の変更を余儀なくされました*5

 

この場合、【Case1】【Case2】とは違い、冒頭の図の青いルートが生きていました。JR側は、赤いルートを一部バス代行(伊達紋別長万部間バス代行)を3往復、青いルートを臨時特急1往復設定しました。私は乗り換えるのが面倒だったのと、山線*6臨時特急にはなかなか乗る機会が無いこと、そして何より海線*7経由より特急料金が安くなることを理由に青いルートを選択しました。

 

【教訓】

・まずは、情報収集を迅速に行うこと

 運転再開のめどが立たない場合は、即代行の手配をしなければならない。つまり、情報が入ってくるのが早い分、有利になるかもしれない、ということである

・無理な予定は立てない

 悪天候で遅れた場合は特にリカバーが難しい。予定にゆとりを持たせて、柔軟的に対応しよう

・異常時にはお金を払うのも悪くない選択

 予定からずるずるずれている場合は、路線バスや高速バス、新幹線ワープも積極的に使おう。お金がかかっても、行く宛がないよりはマシ

・駅員に詰め寄らない

 駅員は指令から指示があるまで運転計画を知らない

・道外に出る場合は船も検討しよう。

 飛行機や鉄道より意外と動きます

 

少しでも役に立てばうれしいなぁ、と思います。

え?役に立たない?

*1:近年では2016年クリスマス豪雪

*2:2015年9月、八雲町内で豪雨

*3:2016年の台風10号、石勝線・根室本線の被害の方が有名ですが

*4:それぞれ函館と青森に宿泊予定だったそうで、この時点で船の利用は難しい

*5:こいついつも輸送障害に巻き込まれてんな

*6:図中青のルート。短いが急曲線が多く、最高速度も低め

*7:図中赤のルート、距離は長いが直線的で、100km/h以上をコンスタントに出せるスピードコース。こっちの方が速いので特急のメインルート

「知性」と「考えること」

 ブログとは何を今更感がありますが、Twitterではなかなか書けないようなことをかけるっていうのがブログのメリットだよなーと、フォロワーを見ていて感じたことであります。そんなTwitterで書き足らないことを中心にお話しできたらなとは思っています。

 

 初回は「知性」と「考えること」

 

-本性現したね。

 

 いや、本性とかそういうことじゃあないんだよ。でもそんなに難しく考える必要も無いと思うのです。少し前(かなり前もか)、Twitterで頭のいい人と頭の悪い人の考え方の違いというのが流行っていました。頭のいい人の方があるものを見た時の連想・「モノとモノとのヒモ付け力」が強いということを示唆したかったんじゃないかと思います(元ネタはばななの方じゃないです)。

 

 さて、最近様々な機会に恵まれて色々な分野・学力の人と話すことが多くなりました。そこで感じたのは「説明力」は個人差はあれど、「学力」のあ(ると言われている大学に在学中の人ないし、卒業してい)る人であればあるほど、「自分の意見」というものをしっかり持っているような気がしました。こういう言い方をすると(非常に残念なことではあります)失礼に当たりますが、頭の悪い人(と分類されるような人)から自分の意見というものを聞いたことがありません。

 

 そこで、私は逆に「自分の意見を言わない人をどう分類するか」に重きを置きました。

 

・自分の意見を持っているが、周りの和を乱したくないから話さないタイプ

・そもそも自分の意見を持っていないタイプ

 

自分で思いついたのはこれくらいです。上に関しては必要な時であれば是非喋っていただきたいのですが、ここでは置いておきます。下の人間をどう分析すればよいか。なぜ君は自分の意見を持っていないのかァ!その答えはただ一つ…

 

何も考えていないからだァ!

 

当然答えは一つだけではないと思いますが、私はこう考えました。

なぜか。それは、「彼(女)らが、考えることをやめた」からではないかと考えています。個人批判をするわけではないですが、脳みそ空っぽと言われてここまで生きてきた私自身が絶望するくらいに何も考えていません。俗に言う「指示待ち人間」ですネ。「指示待ち人間」のどこがいけないのかと言いますと、別に最初は「指示待ち」でも問題ない、というか、作業の段取りや物事の進め方を身に付ける方が重要ですから、やることそのものに関しては指示を待たねばならぬと思います。しかし、将来的に組織の中核になった時、「指示を出してくれる人間」というのが居なくなってしまいます。これでは組織の構成員に指示なんか出すの無理ですから、タスクが雪のように積もってしまいます。これが私の考える「指示待ち人間」のダメな理由です。

 

で、話を元に戻しますと、先で「頭がいい人」「頭が悪い人」という区分けをしましたが、先の流れでいくと、どうやら(少なくとも私の中では)「考えることが出来る」「考えることが出来ない」という分け方をした方が良さそうだということになりました。りんごを見た時に「考えることが出来る人」は「赤い」とか「青森」とか「アオレン」とか「シャイニー」とか「余市」とか「仁木」とか「七飯」とか「Bad Apple!!」とか「つがる」とかそういう風に連想している間に「考えることが出来ない人」は

 

「 り ん ご 」

 

で、完結してしまっているわけです。どこかの刑事さんの如く、「考えるのをやーめた」なのです。

 

冒頭のリンゴの話で例えてしまったわけですが、これを「物事」や「システム」に置き換えても近いのかなと思います。学生であればサークルが分かりやすいかと思いますが、例えば会員が全然入らなくても全く危機感を感じられない役員の方も居たりしました。もう少し私のことも労わってください(殴

そう、びっくりするほど現状の異常さに鈍感になってしまうのです。「ここをこうすれば会員の負担が減るな」とか「会員を集めるためにこういうことをしてみよう」とかそういう「挑戦」ですらない「創意工夫」ですらすることをやめてしまう「不思議な人」も居るものなのです(組織にはいろいろな人が居ますから)。ただ、組織をいい方向に変えていくのはいつも「現状の異常さ」に気付ける人なのです。こういう人の頭の回転は総じて速いです。多分考えることに慣れているからでしょう。そして「考えること」を常々している人のやってきたことの積み重ねが「知性」なのではないか、と私は考えます。

 

追記:ちなみに、私の好きなりんごの品種は「つがる」です。今時期「サンつがる」が出回ってるのでもう少しかな…